あさーくひろーく

ハロプロ現場レポ

須藤茉麻出演舞台 劇団CATMINT「帰郷」

12/1~12/5の5日間、全8公演の中、12/3(土)13:00公演を見てきました。

あらすじ、概要については以下を参照

第十三回公演「帰郷」|公演一覧|劇団CATMINTwww.catmint-tai.com

 

須藤茉麻主演と知り、あらすじをざっと見てからFC予約を速攻ポチリ

翌日がこぶし新宿、遠征にはちょうどいい日程

 

場所は中目黒のキンケロシアター。周りにはインスタ映えしそうなおしゃれなカフェが並んでおり、ハロヲタ的に場違い感は否めませんが、そんなものはスルーしてグッズ販売をのんびり待ちました。

 
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12:00 グッズ販売開始

 

ロビーに入ると、お祝いの花が所狭しと並んでいましたが我らが須藤さんの花ももちろんありました。

 
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一際目立つ茉麻ブルーw

舞台出演者へファンからの花や番組からなど華やかな光景が広がっていました。

 

そして、グッズですがパンフレット1500円と生写真3枚1000円を購入しました。 あとFC予約チケット限定の生写真と合わせて写真は4枚。

 
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パンフレットには各出演者の配役と、自己紹介的なコメントがありました。須藤さんの項目では、暇なときはアニメを見ること、うれしかったことはあこがれの声優に”茉麻”とよばれたこと、まさにアニヲタまみれの自己紹介で他の出演者がまじめに語る中、異彩を放っておりました。

 

13:00 開演

 

席は前から2列目。舞台の幅はコンパクトで近くても見やすい会場。そして、椅子が良い。アンジュルム舞台の全労済ホールは椅子硬かったからなぁ。あのときは疲れましたが、今回はリラックスできる良い座席でした。周りには宮原さんファンの妙齢な奥さま方がいたりとハロ現場では味わえないアウェイ感を久々に体感。

 

そして、照明が落ち、観客の拍手の中いよいよ舞台が開幕。

 

女優 須藤茉麻

 

以下、若干のネタバレを含みます。 

 

 

 

 

 

 

 

  脚本は各配役全ての伏線をうまく回収し、全てをハッピーエンドで終わらせるような強引なストーリーは一切無い素晴らしいものでした。自分が須藤さん目当てで来てるように他の出演者のファンの方もそれぞれ来ていたと思いますが、主演、脇役関係なく誰のファンでも楽しめるものだったと思います。それだけ、それぞれの役柄のストーリーが細かく描写されておりすべてに感情移入できるものでした。

 

 須藤さんはアンジュルムの「恋するテレビジョン」の男役でしか見てないので、女性役の須藤さんはものすごく可愛くてびっくりしました。

須藤さんが演じるのは終戦後、主役の宮原さん演じる武志がソ連の収容所に連行される列車から命からがら逃げ延び、そんな彼を保護し献身的に支えるロシア人のエレーナという、役どころ。舞台のあらすじ見た時には、帰りを待つ妻の役かと思ってました。でも、途中のセリフでエレーナが日本のことを知りたくて、いろいろと武志に質問しているところで「日本の女の子は小さいんでしょ」というセリフに声を出して笑ってしまいました。もちろん見た目だけでエレーナ役に選ばれたわけではないと思いますが、納得してしまいました。

エレーナは初め、武志に対して警戒心を露わにしており声のトーンも低めで高圧的な口調を演じていたため、須藤さんの美人すぎるビジュアルと相まって、迫力満点でした。

しかし、武志に慣れてくると

「ご飯どうするー?」

「お風呂どうするー?あっ怪我してるから入れないかー、てへ♡」

みたいに急に甘え口調の演技スイッチに入り、かつてアイドル時代にそのような言い方しようもんなら千奈美はじめ全員からフルボッコにされてたから、それを思い出して笑いそうになるのをぐっとこらえておりました。しかし、そのような演技を堂々とむしろ楽しそうに演じる須藤さんからアイドルとしての経験が垣間見れたように感じました。

そして、ソ連兵に見つかり連れてかれそうになる武志を守る為にエレーナの兄のグレゴリーが銃で撃たれて死んでしまいます。武志がソ連兵に見つかってしまう背景には、エレーナを昔から想っていた幼馴染のニコライが、武志さえいなければまた自分に対し、前と同じように接してくれるんではないかという嫉妬心から武志のことを密告したという事実がありました。

その時の須藤さんの取り乱す演技や、泣きながらニコライを責める演技は、本当に圧巻で女優須藤茉麻としてのプロ魂を見せつけられました。

喜怒哀楽すべてにおいて圧巻の演技を見せ、観客を楽しませてくれた須藤さん。舞台が終わり、カーテンコールの締めで座長の宮原さんの挨拶が少しグダグダになったときに手を叩きながら大きいリアクションでバカ笑いする様は、いつもの茉麻が帰ってきた!と、ある意味の帰郷を感じました。

 あともうひとつ、脚本の遊び心として「おおきい」「まるい」とかのおいじりもあり、須藤茉麻ヲタの琴線をくすぐる仕掛けもありました。もちろん、これは須藤茉麻の持ってるビジュアルのポテンシャルが高いからこそ笑いにもできるんでしょう。

 

 外部の舞台は、自分のように須藤茉麻推しの方も来るでしょうが、他のファンの方も来ます。フラットな目線で見ると、舞台で素晴らしいパフォーマンスを見せれば、ファンでなくても興味を持ってもらえますし、ファンを増やす一助になるかと思います。ぜひとも、外部の仕事を続けていってもらいたいと思います。その時は是非とも行かせていただきます